4月8日の「花まつり」は、お釈迦さまの誕生をお祝いする日です。お釈迦さまは、今から約二千五百年前、現在のインドの北側にあったカピラ国の王子として生まれました。お釈迦さまは、長く苦しい修行の末にお悟りをひらかれ、人間が正しく幸せに生きていくための教え・仏教をおひろめになりました。「花まつり」の日は、みんなでお釈迦さまをお参りして、ともどもに明るく、正しく、なかよく暮らしていきましょう。
「川せがき」とは、川辺あるいは船上において行う「おせがき」法要です。「おせがき」とは、仏教経典に説かれる生き物・餓鬼(がき)に供物を施して、その功徳をご先祖さまに捧げる行いです。餓鬼とは、生前に“物惜しみ”や“むさぼり”ばかりしていた人が次の世において、常に腹を空かせて苦しんでいる状態です。つまり「おせがき」は、そうならないよう、自分が持っているものを、他人に分け与えようとする心の大切さを説く教えなのです。(※各宗派によって、説き方は若干違いがあります)