蒼龍山冝雲寺は、もとは冝雲庵と称し、寛文6年(1666)深川元町・神明社の社地百弐十坪を借地して草創されました。
元禄6年(1693)現在地に移転、元禄7年(1694)卓禅恵超禅師を開山、日本橋小網町の小間物問屋の白井市郎兵衛(見性院融峰宗和居士)を開基として創建されました。
関東大震災、昭和20年(1945)の大空襲で壊滅的な被害を受けましたが、復興して現在に至っています。
冝雲寺にゆかりの深い江戸時代の画家・英一蝶・〈はなぶさ いっちょう〉(1652〜1724)は大坂に生まれ、江戸に出て狩野安信に画を学び、多賀潮湖と名のっていましたが、幕府の忌諱にふれて元禄11年(1698)に三宅島に流罪となり、宝永6年(1709)に赦免されて江戸に帰り、名を一蝶と改めました。
江戸に戻った英一蝶は、開山・卓禅恵超和尚、二世・石峰智玲和尚に帰依して臨済禅を学び、師の求めに応じて、「仏殿僧房等の屛障」(『江戸名所図会』)のことごとくに、興のおもむくままに描いたといわれ、このことから冝雲寺を「一蝶寺」とよぶようになりました。
冝雲寺に所蔵された作品は残念なことに寛政9年(1797)の火災と大正12年(1923)の関東大震災によって、すべてが灰燼と帰してしまいました。
現在、冝雲寺では英一蝶の作品の蒐集に力を尽くしています。
山号:蒼龍山
寺号:冝雲寺
本尊:釈迦牟尼仏像
宗派:臨済宗妙心寺派
創建:元禄6年
開基:白井市郎兵衛
開山:卓禅恵超禅師
●釈尊降誕会(4月8日)
●山門大施餓鬼会(5月)
●春季・秋季彼岸会
●盂蘭盆会
●水子地蔵会(11月)
●早朝坐禅会
(毎月1日・15日)
縁 起
冝雲寺と英一蝶
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